友人や知人の家などで「宅飲み」をする際に「手土産を購入していこう」と考える方も多いでしょう。
しかし、「手土産として何を持参するのが良いのか分からない」と悩んでしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこでこの記事では、宅飲みをするときの手土産の選び方から選ぶ際の注意点まで詳しく紹介します。
あわせて、宅飲みにおすすめの手土産を5つご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
【シーン別】宅飲みの手土産の選び方
宅飲みを行う際に持参する手土産の選び方は、誰と宅飲みをするのかによって変わってきます。
友人との宅飲みや仕事関係の方との宅飲み、気になる異性との宅飲みなど、シーン別で手土産の選び方を紹介していきます。
友人や知人との宅飲み
知り合いや親しい友人と集まって宅飲みをする場合は、「自分が知人や友人におすすめしたいもの」を手土産として選ぶのがおすすめです。
自分が飲んでみて美味しかったおすすめのお酒と一緒に、そのお酒に合うおつまみやスイーツなども手土産として持っていくと良いでしょう。
例えば、おすすめしたいお酒が「ウイスキー」であれば、おすすめしたい飲み方に合わせて、ロック氷や炭酸水を持参するのもおすすめです。さらにチーズ系やナッツ系のおつまみ、チョコレート系のスイーツなどを一緒に持参するとより良いでしょう。
自分が気に入ったものを手土産として持参すれば、話のネタになりになりますし、会話も弾むはずです。
仕事関係の宅飲み
上司や同僚、後輩など、仕事関係の方と宅飲みをするなら、その方々の好みを考えて、手土産を選びましょう。
特に上司や目上の方と宅飲みをする場合は、あらかじめ、その方の好きなお酒や食べ物などをリサーチしておくと良いでしょう。
事前に調べておくことで、その方が苦手なものや嫌いなものを持参してしまう失敗を防げます。
また、安すぎるものや高すぎるものも、手土産として控えるのが礼儀です。
一方、同僚や後輩と宅飲みをする場合の手土産は、もっと気軽な気持ちで準備してかまいません。知人や友人と飲むときと同様、自分がおすすめしたいお酒やおつまみなどを持参するとよいでしょう。
気になる異性との宅飲み
気になる異性と宅飲みをする場合も、あらかじめ相手の好みをリサーチしておきましょう。
好きな食べ物や飲み物はもちろんのこと、食べられないものや嫌いなものなども調べておくと安心です。
気になる異性の好みのお酒やおつまみ、スイーツなどを持参できれば、相手の方に対して、「私はあなたに興味を持っていますよ」とアピールできるチャンスになります。
相手の方がInstagramなどのSNSを利用しているなら、そのアカウントをチェックして、どのようなものが好きなのかリサーチするのもよいですし、友人から情報を収集できるなら、さりげなく聞いてみましょう。
宅飲みの手土産を選ぶときのポイント
宅飲みの手土産を選ぶときには、できるだけ参加者全員に喜んでもらえるもの、好みが大きくわかれないものを選ぶのがおすすめです。
宅飲みの手土産を選ぶ時に頭に入れておくべきポイントを2つ紹介していきますので、参考にしてください。
万人受けするものを選ぼう
無難に失敗のない手土産を選びたいなら「万人受けするもの」を選びましょう。
一般的に、多くの人が好むものを選んで持っていけば、失敗なく、宅飲みを楽しめるはずです。
そのため、好き嫌いが別れそうな辛すぎる食べ物や、クセのつよいものは、できるだけ避けるようにしましょう。
定番であっても少し珍しいものを選ぶと盛り上がる
親しい集まりなのであれば、定番でありながら少し珍しいものを選ぶのもおすすめです。
お酒やおつまみ、スイーツなどは手土産の定番ですが、その中でも、少し珍しいお酒や中々手に入れにくいスイーツやおつまみなどを持っていくとよいでしょう。
また、集まる方のイメージや、雰囲気に合わせて、おしゃれなものやかわいいもの、かっこいいものなどを選んでみると、より盛り上がりやすいですよ。
宅飲みの手土産選びでの注意点
宅飲みの手土産を選ぶ際には、いくつか注意しておいた方がよいこともあります。
失敗を避けるために、事前に確認しておきましょう。
高級すぎる手土産には注意が必要
「安いものでは失礼だ」と考えて、とても高級な手土産を持っていこうとする方もいるかもしれません。しかし、高級すぎる手土産は控えるのが無難です。
なぜなら、他の参加者が持参してきた手土産との差が出てしまうため、他の参加者が気まずくなることもありますし、主催者も気をつかってしまうためです。
手土産には、自分がいつも食べたり飲んだりするものよりも「少し贅沢」だなと感じる程度のものを選びましょう。
傷みやすい食材は避ける
手土産に食品を持参するなら、生ものなどの傷みやすい食品や、消費期限が当日の食品などは控えるようにしましょう。
宅飲みでは、他の参加者も手土産を持ってくるため、食べきれない可能性があります。
傷みやすい食品や消費期限が当日の食品などは、食べきれなければ廃棄せざるをえないため、できるだけ消費期限が短すぎないものを選ぶのが無難でしょう。
乾きものや、あらかじめ加熱調理されたいるもの、真空パックのものなどが、おすすめです。
特に夏の暑い日に宅飲みをする場合には、食中毒の危険性もありますので、生ものの持参は極力控えましょう。
アレルギーがある食材はできるだけ避ける
主催者や一緒に宅飲みをする方たちに、あらかじめ食物アレルギーがあるかを確認できるなら、事前に確認しておきましょう。
また、一般的にアレルギーを持つ人が多いとされている食品を手土産に選ぶのを避けるのもおすすめです。
どうしてもアレルギー食材が含まれたものを選んだ場合は、手土産を渡す際に一声かけておくのも忘れないようにしてください。
宅飲みにおすすめの手土産5選!
宅飲みをする際に持参するのがおすすめな手土産には、どのようなものがあるのでしょうか。おすすめ5選を紹介します。
おすすめの理由とどんなお酒にあいやすいのかも解説していますので、参考にしてください。
【日本酒にもワインにもあう】チーズ
1つ目は「チーズ」です。
チーズは、日本酒やワイン、ウイスキー、ビールなど、さまざまなお酒と相性が良い食品です。
さまざまな種類のチーズを持っていけば、他の参加者が持参したお酒にあわせてつまむこともできますので、より楽しめるでしょう。
また、持参するお酒と相性がいいチーズを持参するのがおすすめです。
- ウイスキーの場合
チェダーチーズ - ビールの場合
スモークチーズ - 焼酎の場合
白カビ入りのチーズ
少し贅沢なチーズやキャンディーチーズなら、そのまま出すだけでもおしゃれな雰囲気になりますよ。
【ビールにもワインにもぴったり】ソーセージ
2つ目は「ソーセージ」です。
ソーセージはチーズと同様に、さまざまなお酒と相性が良い食品です。
特に、ビールやハイボールなどの炭酸系のお酒や、ワインとの相性が良いので、これらのお酒を持参するなら一緒に手土産にすると喜ばれるでしょう。
また、ソーセージには、チーズが入っているものや、味噌風味のもの、辛めのチョリソーや骨付きソーセージなど、さまざまな種類があります。
1種類だけではなく、いくつかのソーセージを詰めあわせて手土産にすると、テーブルも華やかになるので、おすすめです。
ただし、ソーセージは調理が必要なため、あらかじめ主催者の方に確認した方が良いでしょう。
【ビールはもちろんどんなお酒にもあう】唐揚げ
3つ目は「唐揚げ」です。
唐揚げはビールや炭酸系のお酒ととても相性が良く、ガッツリ食べられるため、おすすめです。
特に男性の比率が高い宅飲みの場合は、ジューシーで油分の多い、もも肉の唐揚げが喜ばれます。
一方、女性が多い場合は、むね肉やささみ肉などの脂質が少なめの唐揚げを手土産として持参するのがよいでしょう。
専門店で購入して持参するのも良いですし、コンビニやスーパーでも気軽に購入できるため、急な宅飲みでも持参しやすく、喜ばれる手土産です。
【甘いものもあると嬉しい】チョコレート
4つ目は「チョコレート」です。
チョコレートは、ワインやウイスキー、日本酒や焼酎などのお酒と相性が良い食べ物です。
砂糖漬けした柑橘類の皮をチョコレートでコーティングした「オランジェット」や、ウイスキーや日本酒、シャンパンなどが使われているチョコレートを、お酒とあわせて持参するのもおすすめです。
お酒を飲んだ後に、デザート感覚で食べることもできますので、少し多めに持って行っても良いでしょう。
お酒にあったビターチョコレートなら、甘いものが苦手な方でも食べられます。
特に女性の比率が高い宅飲みの場合は、ブランドのチョコレートやおしゃれなチョコレートを持参すると、喜ばれるでしょう。
【意外にあったら喜ばれる】漬物
5つ目は「漬物」です。
意外かもしれませんが、漬物もお酒の「あて」として喜ばれやすい食べ物です。
唐揚げやソーセージなどの脂っこいものの合間に、漬物を食べればさっぱりするので、箸休めにちょうどよいでしょう。
食べきれなくても普段からごはんのお供にしてもよいため、手土産にはおすすめです。
持参する際には、異なる種類の漬物をいくつか持参するようにしましょう。
地域によっても違うので、定番の漬物とあわせて、自分の地元の漬物やおすすめの地域の漬物を持っていくのもおすすめです。
一緒に地酒を持っていけば、話題にもなるでしょう。
宅飲みで手土産以外に気を付けたいマナー
宅飲みには、手土産以外にも、気をつけなければならないマナーがいくつかあります。
下記で、詳しく解説していきますので、ぜひ参考のうえ、失礼のないように振る舞いましょう。
靴をそろえてから家に入る
脱いだ靴はきちんとそろえてから家に上がりましょう。特に、上司や目上の方の家にお邪魔する場合は気をつけましょう。
脱いだ靴は、玄関から近い端に寄せ、つま先は玄関側に向けてそろえます。下駄箱がある場合は、下駄箱の方に寄せ、つま先は玄関側に向けてそろえるようにしましょう。
基本的なマナーなので、だらしない人だという印象を与えないためにも、きちんと守りましょう。
足元のケアに気を付ける
夏や暑い時期には、素足でサンダルを履く方も多いことでしょう。しかし、他人の家に行く際には、素足での訪問はNGです。どうしてもサンダルで行きたい場合は、靴下を持参するのが良いでしょう。
できるだけ、親しい友人や知人の家に行く時以外は、靴下を履いて訪問するようにしてください。
また、靴下に穴があいていないか、汚れていないかなどのチェックもしておきしましょう。
酔いつぶれるのはNG!
他人の家で宅飲みをする際には、酔いつぶれてはいけません。
お泊りをする予定の場合は良いのですが、それ以外の場合は、飲む量はほどほどにしましょう。
酔いつぶれてしまうと、招待してくれた方にも、一緒に行った方にも迷惑を掛けてしまいます。
酔いつぶれて迷惑をかけてしまうと「2度と家に招待したくない」と感じる方もいますので、飲みすぎないようにして楽しむようにしましょう。
勝手に冷蔵庫を開けない
勝手に冷蔵庫を開けるのも、マナーとしてNGな行動です。
どんなに仲が良い友人や知人でも、冷蔵庫を勝手に開けるのはマナー違反です。
冷蔵庫に入れたいものがあったり、取りたいものがあったりする場合は、招待してくれた方に声をかけるようにしましょう。
大声や物音など騒ぎすぎない
親しい仲間とお酒を飲んでいると、盛り上がってつい大声になってしまうこともあるものです。
しかし、他人の家で宅飲みをしている場合には、おうちの方や近所の方の迷惑にならないように、声は抑え気味にしましょう。
近所迷惑になってしまうと、訪問先の友人にも迷惑をかけてしまうため、楽しくても騒ぎすぎないように注意が必要です。
相手にあわせた手土産を選んで宅飲みを盛り上げよう
宅飲みの手土産を選ぶ際には、相手にあわせた手土産を選ぶようにしましょう。
できるだけ、万人受けするものを選ぶこと、またその中でも、特に自分がおすすめしたいおいしいお酒やおつまみなどを選ぶのがおすすめです。
また、仕事先の上司や気になる異性との宅飲みの場合は、良い印象を抱いてもらうためにも相手の好みをしっかりリサーチするようにしてください。
マナーもしっかり守りつつ、相手にあわせた手土産で宅飲みを盛り上げましょう。