ワインとケーキはあうの?ワインの種類別におすすめのケーキを紹介!

ワイン

ワインは風味豊かで食事に合わせやすいこともあり、ディナータイムや特別な日に飲みたくなる方も多いのではないでしょうか。

白ワインは、あっさりした白身魚や貝類などの食材と相性がよく、赤ワインは、ステーキやビーフシチューなどの肉料理との相性が抜群です。

そして意外にも、ワインとケーキが好相性であることをご存じでしょうか?

中でも、甘口のワインはフルーツやチョコ、ケーキととても相性がよく、一緒に味わうことで普段のワインとはまた違う美味しさを感じられます。

今回は、白ワイン、赤ワイン、スパークリングワインにあうおすすめのケーキをご紹介します。

ワインにあうケーキの種類を知りたい方や、まだ試したことのない方は、ぜひ参考にしてください。

ワインとケーキはあうの?

ベリーのケーキと赤ワイン
ワインとケーキは意外な組み合わせに感じる方もいるかもしれませんが、相性が合えば、ケーキの美味しさがより引き立ち、とても美味しく感じられます。

しかし、ワインによっては渋みが強かったり、酸味が強調されすぎてしまったりすることもあるので、どのケーキがどんなワインと相性がいいのかを知っておくことが大切です。

一口にワインといっても、白ワインや赤ワイン、スパークリングワインなどさまざまな種類があり、味わいもそれぞれ異なります。

そこでまずは、ワインの種類ごとにあうおすすめのケーキを紹介していきます。

白ワインにあうケーキを紹介

白ワインのグラス
ワインと料理のペアリングを上手に楽しむには、甘いケーキとワインの風味や味に共通点のあるものを合わせるのが基本です。

甘いケーキは、甘口のワインと相性がよく合います。

まずは、スッキリとした味わいの白ワインと相性のいいケーキを3種類ご紹介します。

チーズケーキ

ワインのおつまみといえば、チーズが頭に思い浮かぶという方も多いでしょう。

実は甘いチーズケーキと白ワインの相性も抜群です。

いろんな種類のケーキがある中でも、チーズケーキはワインと合わせやすいスイーツの代表格。

チーズケーキにはレモン果汁が入っていることが多く、その柑橘系の香りや風味、さわやかな酸味がフルーティな白ワインとよく合います。

チーズが濃厚でなめらかな口当たりの「アメリカンチーズケーキ」はもちろん、芳醇な香りが特徴の「ニューヨークチーズケーキ」や、ムースタイプの「レアチーズケーキ」との組み合わせもおすすめです。

フルーツタルト

フルーツがたっぷりトッピングされた、フルーツタルトも白ワインによく合います。

甘酸っぱいフルーツの風味や香り、タルトのさっくりとした食感、甘さ控えめのカスタードと白ワインの相性は抜群。

ベリー系やグレープフルーツ、オレンジなどの柑橘系をふんだんに使用したフルーツタルトの場合は、甘めの白ワインや、どんな料理ともあわせやすい華やかなピンク色をした「ロゼワイン」を合わせるのもおすすめです。

甘酸っぱいフルーツの風味が、フルーティで甘口のワインと程よくマッチし、贅沢なマリアージュを楽しめます。

また、りんごを使用したアップルパイなど、パイ系スイーツとも相性がいいので、ぜひ試してみてください。

ティラミス

コーヒーベースのスポンジに、マスカルポーネチーズとココアパウダーをトッピングした、甘さの中にほろ苦さが感じられる大人向けスイーツ「ティラミス」も、白ワインとの相性はピッタリです。

白ワインはクリーム系や乳製品と相性がいいため、ティラミスの材料に白ワインが使われていることも。

甘口の白ワインがココアパウダーとコーヒーのほろ苦さ、クリーミーなマスカルポーネチーズの美味しさをさらに引き立て、ワンランク上の贅沢な味わいを楽しめます。

ワイン好きなら、一度は試していただきたいおすすめの組み合わせです。

赤ワインにあうケーキを紹介

赤ワイン
赤ワインは、クリームやチーズ系のあう白ワインとは反対に、濃厚なチョコレートなどのビターで渋みのある大人な味わいのスイーツがよく合います。

ここでは、赤ワインと相性のいいケーキを3種類ご紹介します。

ガトーショコラ

赤ワインに合わせるケーキの中でも特におすすめなのが、濃厚でリッチな味わいが特徴のガトーショコラ。

チョコレートの原料となるカカオには、赤ワインと同様にポリフェノールが多く含まれています。

そのため、どちらも苦みや渋みを感じられるという共通点があり、ビターなチョコレートケーキとの相性はピッタリ。

ビターで大人の味わいが楽しめるので、「甘いものはちょっと苦手」という方にも、おすすめの組み合わせです。

中からチョコレートがとろりと溶けだす、濃厚なチョコスイーツの「フォンダンショコラ」との相性もいいので、ぜひ試してみてください。

ブラウニー

チョコレートと相性のいい赤ワインですが、スクエア型のずっしり濃厚なブラウニーともよく合います。

ブラウニーにはナッツやクリームチーズ、チョコチップを加えることが多いですが、中には赤ワイン漬けのクランベリーを使用した「赤ワインブラウニー」というアレンジレシピもあります。赤ワインを使用したブラウニーは、ワインとあわせるのに特におすすめ。
ダークチョコの奥行きのあるビターな味わいと渋みのある赤ワインで、ほろ苦い余韻が楽しめる組み合わせです。

ワインを合わせるときには、凝縮感が強いものや果実味豊かな赤ワインを選ぶといいでしょう。

抹茶ケーキ

苦みのある抹茶は、赤ワインとマッチしないのではないかと思われがちですが、意外にも、抹茶ケーキと赤ワインは好相性です。

抹茶にはカテキンが含まれており、カテキンは赤ワインに含まれるポリフェノールの一種なので、赤ワインの渋みと共通しています。

抹茶の旨みや苦味が濃く感じられるケーキほど、赤ワインにピッタリです。

種類豊富な赤ワインの中でも、ブラックチェリーやカシス系の果実の風味や香り、強い酸味と渋みが特徴の「サンジョヴェーゼ」が、抹茶ケーキとのペアリングにおすすめです。

スパークリングワインにあうケーキを紹介

スパークリングワインで乾杯
記念日やお祝いの席などの食前酒で飲まれることの多いスパークリングワイン。

炭酸が含まれて口当たりがさっぱりしているため、ケーキなどのデザートと一緒に楽しまれることも多いお酒です。

ここでは、スパークリングにあうケーキを3種類ご紹介します。

ショートケーキ

生クリームをたっぷりと使用し、酸味のあるイチゴをトッピングしたショートケーキは、炭酸でさっぱりとした味わいのスパークリングワインとよく合います。

イチゴをたっぷり使用しているものほど、スパーリングワインと好相性。

スパークリングワインが、イチゴの酸味とふわふわのスポンジに、濃厚な生クリームが乗ったショートケーキの美味しさを、より引き立ててくれます。

アップルパイ

りんごがたっぷり入ったアップルパイも、スパークリングワインとマッチします。

甘酸っぱいりんごを甘く煮て、バターたっぷりの香ばしいパイ生地で包んだアップルパイには、特に甘口のスパークリングワインがおすすめ。

アップルパイとスパークリングワインの程よい甘みと酸味のバランスが、口の中に絶妙に広がります。

冷やしたアップルパイはもちろんですが、焼きたてのサクサクとした食感が楽しめるアップルパイに、冷やしたスパークリングワインもベストマッチなので、ぜひ試してみてください。

パンケーキ

意外に思うかもしれませんが、パンケーキはスパークリングワインと相性抜群です。

ふわふわのパンケーキに、生クリームやカットフルーツをトッピングするのもおすすめ。

パンケーキの材料にスパークリングを使用することでも、単に発酵させた生地とはまた違う、ふんわりとした食感が楽しめます。

コーヒーや紅茶と食べる機会が多いパンケーキですが、たまには弾ける泡とキリっとした酸味が特徴の、スパークリングワインとの組み合わせにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

番外編!ケーキ以外のスイーツとワインの組み合わせを紹介

ワイングラスの収納
これまでワインの種類ごとにあうケーキを紹介してきましたが、和菓子や冷たいアイスなど、ケーキ以外のスイーツを合わせるのもおすすめです。

ここでは、ケーキ以外のスイーツとワインのベストマッチな組み合わせをご紹介します。

シャーベット・アイスクリーム

果物系のさっぱりとしたシャーベットやアイスクリームは、辛口のスパークリングワインとよく合います。

「デザートを食べたいけど、カロリーが気になる…」という方には、優しい甘さで他のスイーツよりもカロリーが控えめな、シャーベットとの組み合わせがおすすめ。

おしゃれなグラスに入れたシャーベットに、よく冷やしたスパークリングワインを注ぎ、ベリーなどのフルーツをトッピングすれば、シャーベットで変化していくキレイな色合いも楽しめます。

ほんのひと手間でおしゃれ感がアップし、お店にいるような特別感を味わえるので、いつもとは雰囲気を変えたい日にもおすすめです。

チョコレート

チョコレートケーキが赤ワインとあうように、トリュフや生チョコ、ホワイトチョコレートやビターチョコレートなども赤ワインとよく合います。

チョコレートには赤ワインと同じポリフェノールが含まれているので、一緒に味わうと、チョコの甘さとワインの果実感がとても心地よく感じられます。

チョコレートにナッツやオレンジピール、レーズンが加わったものや、サクサクした食感のクランチやパフが入ったチョコレートも赤ワインにピッタリ!

ほろ苦で大人の味わいを楽しめるビターチョコレートもおすすめのペアリングです。

シュークリーム

老若男女問わず人気のシュークリームは、スパークリングワインとの組み合わせがおすすめです。

バターやカスタードクリームのリッチな味わいと、スパークリングのキリっと爽快な泡と華やかな香りで、両方の美味しさがより引き立ちます。

他にもパイ系スイーツなど、生地にバターがたっぷり練り込まれているスイーツは、スパークリングとの相性がピッタリ。

シュークリームはコンビニでも手軽に購入できる定番スイーツなので、疲れたときや甘いものが食べたくなったとき、「いつもと違うペアリングで、スパークリングワインを楽しみたい」というときに、ぜひ試してみてください。

和菓子

和菓子といえば、緑茶や抹茶と一緒に頂くというイメージをもつ方がほとんどではないでしょうか。

「和菓子にワインは合わなそう」と思いがちですが、実は抹茶を使用したケーキがワインと相性がいいように、他の和菓子もワインとよく合います。

たとえば、「どらやき」「饅頭」などの餡子を使用した和菓子には、赤ワインがおすすめ。

餡子がたっぷり入った、どらやきや大福、饅頭などには、タンニンの渋み成分を多く含む重めのフルボディの赤ワインがよく合います。

また、涼菓子定番の「水ようかん」には白ワインがおすすめです。

よく冷やして食べると美味しい、程よい甘さの水ようかんは、甘口の白ワインを合わせてみましょう。特に、日本産の白ワインと好相性です。

ほかにも、香ばしい風味とカリカリの食感が楽しめるかりんとうには、どんな料理とも相性がいいロゼワインを合わせるのがおすすめ。フレッシュな果実感とほどよい酸味と渋みが、かりんとうの優しい甘さにマッチします。

色々なケーキとワインの組み合わせを楽しもう!

たくさんのケーキ
合わせるスイーツの種類によって、ワインの味わいは大きく変化します。

組み合わせによっては相乗効果で、いつものワインが何倍にも美味しく感じられ、大人の贅沢な至福のひとときを堪能できるでしょう。

スイーツにワインを合わせるときには、冷蔵庫でよく冷やしたワインと、風味や味に共通点があるものを合わせるのがポイントです。

今までワインとスイーツを一緒に味わったことがないという方も、いろんなスイーツとワインの組み合わせにチャレンジして、新たな美味しさを発見してください。

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